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特別連載ブログ フィルムカメラのある生活

2018.12.06

オールドレンズ撮り比べ⑨Nikon New NIKKOR 55mm F1.2(作例あり)

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ミラーレス一眼で撮影/絞り F1.2/露出補正+1

こんにちは、雨樹一期です。今回はフィルムカメラとミラーレス一眼の撮り比べ。使用するのは大口径レンズ(F値が小さいレンズ)の「Nikon New NIKKOR 55mm F1.2」
非Aiレンズのなかでも後期の「ニューニッコール」に分類されるレンズです。

大口径レンズの中では、価格的にも入手は容易な部類に入ります。

焦点距離は違いますが、前回の「Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8」との比較にもなりますね。


フィルムカメラで撮影/絞り F4

こちらはフィルムカメラ「Nikon F」での一枚。雰囲気がガラッと変わりますね。

前回のコラムは以下より。

オールドレンズ撮り比べ⑧Nikon NIKKOR 50mm F1.8(作例あり)

Nikon Fの魅力


いつもはカメラをお借りして撮影しているのですが、今回は自前の「Nikon F」を使いました。結構ボロボロになりましたが、まだ故障も不具合もありません。

元祖一眼レフになりますが、操作性も良く、これでほぼ完成されているかのような設計です。ただ、露出計が搭載されていないので、カメラ初心者の方が扱うには難しいかもしれません。

コレクターアイテムとしても人気がありますね。親から譲り受けた一眼が「Nikon F」だとラッキーかもしれません。シリアルナンバーが古いほど高値取引されています(笑)。それを知らずに使っている方は多いのですが、伝説の名機です。

1959年発売で、今もバリバリに使えますからね。耐久性があるのもわかります。外観もかっこいいです。

Sony α7での作例(ミラーレス一眼)


ISO 100/絞り F1.2/露出補正+1

まずはミラーレス一眼の作例。最短撮影距離で開放のF1.2で撮影。被写体との距離が近いほど背景もボケるのですが、ピントがジャストで合っているのが花びらの一部分のみですね。


ISO 100/絞り F1.2/露出補正+1

少し距離を離して、コスモスの花びらがこの大きさくらいなら花びら全体にピントが合います。これが大口径F1.2の世界。
ボケ味も前回の「Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8」とは違います。「Nikon New NIKKOR 55mm F1.2」の方が柔らかいです。


ISO 100/絞り F1.2/露出補正+1

開放でもしっかりとピントを合わせたいのなら、被写体までの距離があまり近く無い方がいいですね。


ISO 100/絞り F1.2

続いて同じ場所で絞り値を変えて撮り比べてみました。撮りたいのは落ちたバラの花びら。F1.2だとその一枚にしかピントは合わず、葉っぱもボケボケ。


ISO 100/絞り F8

F8だとだいぶ締まりが出ますね。ふわっと感がなくなり、やや暗くなります。

こちらの方が分かりやすいでしょうか?F1.2の凄さが分かります。


ISO 100/絞り F1.2/露出補正+1

ただ、開放で撮ると色彩やコントラストが落ちているのがわかります。締まりが無くなりますね。そしてピント合わせが辛い(笑)。上体が前後に揺れるだけでもピントを外してしまいます。

ISO 100/絞り F1.2/露出補正+1

それだったなら、いっそ滲みやピントの甘さを利用してやればいいってことで、ホワイトバランスの色温度を3600Kに設定。青緑の色味にして、ふわふわのトロトロ描写にしてみました。露出補正はプラス1〜2で撮影。この時、背景は明るい方がいいですね。


ISO 100/絞り F1.2

背景が暗いといまいちです。レンズの個性を活かして撮影しましょう。

ISO 100/絞り F2/露出補正−1

背景が暗いのなら、露出補正はマイナス1〜2で暗めに撮影するのがいいですね。


色温度は、Sony α7だと上記の設定で変更可能です。
【Fn】を押して、ホワイトバランス設定、下の方にある「色温度・カラーフィルター」より色温度を変更出来ます。

大雑把に説明すると、数字を小さくするほど青みが強くなり、大きくすると赤みが強くなります。 

Nikon Fでの作例(フィルムカメラ)

FUJI PROVIA100Fを使用

いつも撮り比べはネガ現像が多めですが、今回はリバーサルフィルムも使用しました。
リバーサルフィルムといえばド派手になるものが多いですが、PROVIA100Fは彩度やコントラストも程よく、オールマイティーに使えるフィルムです。少しだけ青味がかるのも特徴です。
優しく、しっかり撮れるフィルムですね。


ISO 100/絞り F8

まずは絞っての撮影。リバーサルフィルムを使うとフィルムらしさは少し薄れますが、カッチリ撮れます。

ISO 100/絞り F2

60年ほど前のカメラなのに、普通にキレイに撮れてしまいます。


ISO 100/絞り F8

リバーサルフィルムは露出が狂えばその影響は大きく出てしまいます。露出計の無いカメラで撮影するのは難しくなりますね。
これも少し明るくなり過ぎましたが意外とお気に入りです。

フルマニュアルの撮影は難しいですが、失敗したけど意外と好きってことはよくあります。


ISO 100/絞り F8

絞ってカッチリ。

ISO 100/絞り F1.2

開放でふわっと。

ミラーレス一眼の作例と同じように、絞り値を変えるだけで雰囲気はガラッと変化します。


ISO 100/絞り F5.6

開放で動くものを撮るのは難しいので(特にピント合わせ)、F5.6くらいで撮影するのがいいですね。いい瞬間が撮れました。


ISO 100/絞り F5.6

同じくF5.6に設定。ピントリングの距離を1mくらいにして、走る娘を追いかけながら撮影。F1.2の大口径ですが、そこに拘る必要もありません。

FUJI 業務用100を使用

当コラムでは一番よく使用しているレンズです。
安価な割に粒状性(ザラつきも少ない)も良くて、発色も良い。おまけにフィルムらしい描写も楽しめます。


ISO 100/絞り F2

ミラーレス一眼でも撮影したコスモス畑です。こちらは適正露出で撮っていますが、雰囲気は別物ですね。


ISO 100/絞り F1.2

絞り開放のF1.2です。かなりふわっとしてしまいましたが、背景のとろけ具合や玉ボケ、色味もいいですね。これぞ、フィルムの味。


ISO 100/絞り F8

ミラーレス同様、F8くらいまで絞って撮ればもちろんカリッとします。


ISO 100/絞り F1.2

ピントをあえて中途半端な位置に合わせてみました。
もともと僕はピントがカリカリより少し曖昧くらいが好みなので、これはこれでありな一枚です。


ISO 100/絞り F4

にゃんこをストーキングしながら撮影。やっぱり作例としても良い被写体ですね。


ISO 100/絞り F5.6

フィルムでの撮影は絞り値に関係なく味が出ました。

まとめ


「Nikon New NIKKOR 55mm F1.2」開放での撮影が特徴的でした。ピント合わせは難しいですが、ボケはとても柔らかく、優しい描写になりますね。オールドレンズらしいレトロ感もあります。

前回の「Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8」も決して悪くはありませんが、全体の性能はやっぱりこちらが上。
年式のうえでは「Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8」のほうが新しいですが、「Nikon New NIKKOR 55mm F1.2」の実力はさすが最上級レンズならではのものでした。

ミラーレス一眼で撮影/絞り F1.2/露出補正+1

ミラーレス一眼なら、カメラにもよりますがシャッタースピードが1/8000秒くらいで撮影が出来るので、開放(F 1.2)でもバンバン撮影出来ます。フィルムカメラから揃えなくても、ミラーレスでも存分に活躍してくれます。

カチカチに撮らずに、ピントの甘さを利用した写真が個人的には気に入りました。

フィルムカメラで撮影/絞り F4

今回使用したフィルムカメラの「Nikon F」は、最速のシャッタースピードが1/1000秒。開放のF1.2で撮影すると、露出オーバー(光の入れすぎ)になって真っ白になることがあります。

開放の味は捨てがたい。だけど先ほども書いたように、絞り値に関係なくいい味を出してくれるレンズです。

撮り比べを見返してみると僕はやっぱりフィルム派ですが、どちらで使うにしても、買って損のないレンズですね。

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著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。 その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

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