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特別連載ブログ フィルムカメラのある生活

2018.11.21

オールドレンズ撮り比べ⑧Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8(作例あり)

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こんにちは、雨樹一期です。今回はフィルムカメラとミラーレス一眼の撮り比べとなります。前回の「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2」のような名玉でこそありませんが、比較的安価で手に入れやすいオールドレンズ「Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8」を使用してみました。

前回の撮り比べは以下より

オールドレンズ撮り比べ⑦OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm F2(作例あり)

人気がめっちゃあるレンズでもありませんが(笑)、親から譲り受けたニコンの一眼に付いている可能性もありますよね。

ということで、このレンズでどれくらい撮れるのかというのをご参考にして頂ければ嬉しいです。フィルムカメラは「Nikon F3」を使いました。

また、今回は4種類のフィルムを使ってみたので、作例が盛りだくさんの内容となっています。結論を先にいうと「普通によく撮れるやん」です。

Nikon F3の魅力

Nikon F3 アイレベル

生産台数も多く、手に入れやすい一眼です。頑丈であることでも有名です。
機能面ですが、絞り優先で撮影出来るのが便利ですね。マニュアルでの撮影も可能なので、初心者の方ならはじめはオートで慣れて、マニュアルを使っていけば勉強にもなります。

フルマニュアルのフィルムカメラしか持っていない方にとっても、「絞りだけ自分で決めれば撮れる」というのはとにかく楽チンです。
僕の自前のデジタル一眼もフィルム一眼もニコンなのですが、ニコンの良さは真面目なところ。一途に作り続けているので間違い無いですよね。
操作も単純明快なので、初心者の方でも安心です。

逆にいうと遊び心が少ないので、オールドレンズを含めたヘンテコ描写を楽しみたい方には不向きかもしれませんね。
さらに逆にいうと、LOMO LC-Aなど変わった写りをするカメラしか持っていない方にはオススメになります。

他はオーソドックスというか、扱いは簡単ですね。シャッタースピードの最速が1/2000というのも魅力です。
外観に関しては個人的には初期のFやFEあたりが好きだけど、頑丈なのはF3になります。

*注意点
シャッタースピードはファインダーの上にデジタル表示されるのですが、フィルムのカウンターが1になるまでは、シャッタースピードが1/80に固定されています。
説明書なく手に入れると、「故障かな?」って思ってしまいますが数枚だけ空シャッターを押せば大丈夫です。

名機ニコンF3 完全ガイド! Nikon F3の機種・使い方を徹底解説

Sony α7での作例(ミラーレス一眼)


ISO 100/絞り F1.8

まずはミラーレス一眼から。絞り値を変えての撮り比べです。開放のF1.8では少し滲みも出ます。


ISO 100/絞り F8

F8まで絞りとカリッとします。さすがの性能ですね。


ISO 100/絞り F1.8

被写体との距離が近いほど背景もボケるので、距離を変えながら撮り比べてみました。


ISO 100/絞り F1.8


ISO 100/絞り F1.8


ISO 100/絞り F1.8

最後は接写フィルターを使用してみました。前回の撮り比べで使った「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm」と比べると性能的には落ちますが、ボケ味に嫌味もなくいい感じですね。


ISO 100/絞り F1.8

普通によく撮れます。とりあえず手に入れやすい価格で一眼をはじめたい、と考えると充分なボケと描写ではないでしょうか。

 

Nikon F3での作例(フィルムカメラ)

今回は作例にフィルムを数本使ったので、色の違いも楽しんで頂けるかなと思います。
標準レンズのF1.4よりも安価なF1.8のレンズではありますが、フィルム一眼でも充分活躍してくれるなと感じました。

全フィルム、それぞれなかなかの撮れ高でした。

Agfa Vista plus200で撮影

作例に使用したアグファビスタですが、すでに生産終了が決まっています(2018年秋の段階ではまだ手に入ります)。

そこそこ安価で、少し黄色かぶりをするのが特徴。昔はヨーロッパ製でしたが、アグファ撤退後は日本製になりました。
富士が作ってるという噂を聞いたこともあります。確かにヨーロッパ時代よりも性能は上がった気がします。さらに生産終了を考えると、噂は本当かもしれませんね。

僕はやや不安定なヨーロッパ製が好きでしたが、レトロな場所との相性のいいフィルムです。少し変化が欲しいなって時にも使えますね。


ISO 200/絞り F8

これまでいろんなレンズで撮ってきましたが、F5.6くらいまで絞るとたいていのレンズはカリッと締まりのある描写になります。F1.4〜F2.8くらいにそれぞれの個性が出やすいのかもしれません。


ISO 200/絞り F2.8

なんてことのない一枚もフィルムだと空気感が出ますね。

ISO 200/絞り F2.8

いつもこの軽トラで寝ている猫ちゃん。動かれるとフィルムでピントを合わせるのは厳しい(笑)。

ISO 200/絞り F2.8

このフィルムでのお気に入りの一枚。人馴れしてなくてちょっとビビリの猫ちゃん。近寄ってくる人を気にしていますね。

猫撮りの基本は気配を消すことです(笑)。正面から近づくと逃げて行くので、横を素通りしてそぉーっと回り込んで撮影しました。

FUJI PRO400Hで撮影

当コラムではかなり出番が多いフィルムです。低彩度で柔らかい描写が特徴。明るく撮るほどゆるふわ系になります。

今回はその特徴があまり強くは出なかったので、レンズとの相性もありそうですね。
前回の撮り比べで使った「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm」と「PRO400H」の相性は抜群でした。


ISO 400/絞り F1.8/露出補正+2

11月に開催した横浜ワークショップが雨の撮影会になったのですが(笑)、雨なら雨なりの、雨だからこその写真が撮れますよね。
わざわざ雨の中を撮影に行こうとは思わないかもしれませんが、僕は好きです。

絞り優先で撮れるのはいいですね。雨の中フルマニュアルの撮影は大変ですから


ISO 400/絞り F1.8/露出補正+2

開放でのボケですが、大きな癖もなくて使いやすいです。実際にフィルムカメラではF1.4で撮ることって頻繁にはないので、F1.8でも問題なし。
欠点らしい欠点は見当たりません。


ISO 400/絞り F4/露出補正+1

欲を言えば、何かしらのオールドレンズらしい癖や個性が欲しいかな。


ISO 400/絞り F4/露出補正+2

撮りたい世界をしっかりと表現してくれるレンズです。

Retro Chrome 320で撮影

海外のFilm photography projectで販売されているフィルムです。詰め替えされていて、中身はコダックの期限切れリバーサルフィルムです。

期限切れ特有のザラ付きがあり、黄色がかなり強く出て、まるで昭和に撮った写真のようになります。
いいですねー。場所的には都会よりも田舎。古い駅や建物との相性は抜群です。


ISO 320/絞り F8

ということで、横浜鶴見線の駅巡りで使用しました。この駅の夕暮れ時はたまらんです。
「PRO400H」とは違って、「OLYMPUS ZUIKO AUTO-MACRO 90mm」よりも、このレンズの方が相性が良いですね。


ISO 320/絞り F8

このように、カメラやレンズはフィルムとの相性もありますね。めちゃくちゃ綺麗に撮れないくらいのレンズが合うフィルムです(笑)。


ISO 320/絞り F5.6/露出補正+1

逆光だとゴーストも出やすいです。絞りのリングが反映されてますね。同じゴーストなら「PENTAX Super takumar 55mm f1.8」が僕好みです。

オールドレンズ撮り比べ ④ PENTAX Super takumar 55mm f1.8(作例あり)


ISO 320/絞り F2.8/露出補正+2

フレアはいい感じですね。

ゴーストとフレアの違いですが、ゴーストは光の像が写っているもので、フレアは白っぽくなってシャープさが失われるものです。


ISO 320/絞り F4/露出補正+1

今回もまた猫祭りですが、距離も含めて色々なバージョンで撮れるのでいい作例になる被写体です。
単純に猫が好きなだけでもありますが。


ISO 320/絞り F5.6/露出補正+2

レトロと猫とこのフィルムの相性は抜群。逆光での撮影だったので、露出補正を+1〜2で撮影しています。絞りに関しては猫がメインだからとついボカして(開放付近)撮りがちですが、F5.6で背景もしっかり分かるように撮影。

シャッタースピードはNikon F3にお任せなので、他の部分に気が回せますね。

ISO 320/絞り F1.8

こちらは室内での撮影。とにかく雰囲気を出しやすいフィルムです。

Lomography  Earl Grey 100で撮影

僕の好きなモノクロフィルムです。コントラストが強くて締まりのあるモノクロ写真を撮りたい時にはオススメです。
明暗差が激しすぎると黒と白だけになるので注意。


ISO 100/絞り F1.8

PRO400Hでも撮った雨の撮影会のバラです。ちょうどフィルムチェンジしたのでモノクロでも撮ってみました。
少し人を入れるだけでも印象は良くなりますね。
このフィルムもレンズとの相性は良さそうです。


ISO 100/絞り F1.8

モノクロということで明暗差を意識はするのですが、このフィルムだと極端に白と黒になりますね。


ISO 100/絞り F2.8

ワークショップの撮影会終了と同時に雨も上がりました(笑)。
中華街ですが、夜の撮影にも面白いスポットですね。同じく白と黒が激しいです。


ISO 100/絞り F5.6

雨上がりの撮影って反射でキラキラしているのでテンションが上がります。水たまりの反射も利用できますね。
路地裏で夕方、マニュアルで露出を合わせるのは難しいのですが、同じくF3にシャッタースピードはお任せ。

フィルムカメラ初心者の方にはその点でもオススメできるカメラですね。

まとめ


ISO 400/絞り F4

今回使用したレンズ「Nikon Ai NIKKOR 50mm F1.8」ですが、撮れ高的には充分だなと感じました。
開放でF1.8ということですが、ボケ味も問題なしです。F1.4が標準レンズと言われていますが、僕の中ではあまり遜色ありません。もちろん暗い場所で撮影する時を考えると、1.4や1.2があれば嬉しいですけどね。

オールドレンズになる程度共通して言えるのは、F5.6くらいまで絞ればパリッとした描写になります。

いいレンズや面白いオールドレンズはたくさんありますが、入り口として使っていくのも悪くありませんね。

これからのコラムでも、高級機や高級レンズの紹介だけでなく、手に入れやすいカメラやレンズもご紹介できればと思っています。

 

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著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。 その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

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