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2018.11.13

マウントアダプターで使うライカL39マウント(LTM) 使用法・注意点まとめ

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ライカL39マウントアダプター

今回はバルナックライカのマウント、L39マウントのオールドレンズをマウントアダプターを使ってミラーレス一眼で楽しむ方法について解説していきたいと思います!

ミラーレス一眼に取り付けて楽しむことができるオールドレンズ。
オールドレンズのなかでも最人気なのは、レンジファインダーカメラ用のライカL39マウントやMマウントのレンズだといえるのではないでしょうか?

レンジファインダーカメラ用のオールドレンズは、フランジバックが短いので、ミラーレス一眼カメラに取り付けると、一眼レフカメラ用のレンズに比べてずっとコンパクト。
オールドレンズならではの味のある上質な描写力も、もちろん楽しむことができますよ。

レンジファインダーカメラの最盛期、1950年代以前には、現代のように28mmや24mmといった広角レンズはあまり一般的ではなく、ラインナップの中心は50mmや35mm。
そのため、換算焦点距離が長くならずに使えるフルサイズミラーレス一眼が最適です。

SONYのαに加え、NikonやCanonの機種が加わったフルサイズミラーレス。
レンジファインダーカメラ用のオールドレンズはこれからますます楽しくなっていくことでしょう!

今回は、レンジファインダー用マウントを代表する、ライカL39マウント(L39スクリューマウント)のオールドレンズをマウントアダプターで使う方法を解説します!

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ライカL39マウントのオールドレンズで撮った写真

まずは、どんな写真が撮れるのか紹介します!

Elmar(エルマー) 5cm F3.5で撮影

ライカの純正レンズ、エルマーで撮影した写真です。
一見ゆったりとした雰囲気、でも実は高性能。
これが数十年前のレンズとは驚きです。

ボディ:SONY α7
マウントアダプター:K&F Concept製

エルマーについて詳しくはこちら

エルマー5cm F3.5・F2.8「元祖」ライカレンズを中古で味わう!

ライカL39マウントのオールドレンズをマウントアダプターで使う

ライカL39マウントアダプター

ライカL39マウントのオールドレンズをマウントアダプターで使うには?
そして、ライカL39マウントとはどんなレンズマウント?

ライカL39マウントの基礎知識を解説します。

ライカL39マウントとは?

ライカIIIa

まず、ライカL39マウントとはどんなレンズマウントなのでしょうか?

結論からいえば「内径39mm」で「ピッチ0.75mm」の「スクリューマウント」です。

スクリューマウントとは

スクリューマウントとは、マウント自体がネジになっているマウントのこと。

スクリューマウント

取り付けや取り外しのときには、レンズ自体をくるくると回すというとても単純な構造になっています。

単純な構造なので日本製のフィルムカメラでは主に1960年代以前には盛んに使われ、一眼レフカメラでは、同様のネジの構造を持ったマウントが1970年代後半まで使われていました。

ライカL39マウントの簡単な歴史

ライカL39マウントというレンズマウントが生まれたのは1930年代初頭のこと。

いわゆる「バルナックライカ」という種類のレンジファインダーカメラに採用されました。

バルナックライカ
バルナックライカ

その後戦後には、日本や旧ソ連を中心に世界各国で同じレンズマウントを採用したフィルムカメラが多数発売。
レンジファインダーカメラのボディとレンズを接続する業界標準(デファクト・スタンダード)になりました。

日本のメーカーで当時ライカL39マウントを採用していたメーカーには、Canonやminoltaなど大カメラメーカーとして知られている会社もありました。

ライカL39マウントを採用したメーカーのカメラについては、こちらの記事で解説しています。

国産・海外ライカコピー10選+α! バルナックライカのそっくりさんはどんなフィルムカメラ?

世界各国で多彩なメーカーによりフィルムカメラやレンズが作られたため、ライカL39マウントには数え切れないほどの種類のオールドレンズがあります。

マウントアダプターでライカL39マウントのオールドレンズを使うことが人気を博しているのは、さまざまなレンズを使い分けて楽しむことができるからなのです。

ライカL39マウントの名称

この記事では基本的に「ライカL39マウント」と書いている、バルナックライカのレンズマウント。

じつは正式な名称はなく、書籍でもインターネット上でも表記にゆれがみられます

例えば以下のような表記があります。

・Lマウント
・ライカマウント
・L39マウント
・ライカL39マウント
・M39マウント

じつはもともと、このレンズマウントを表すには「Lマウント」という単語がもっとも広く使われていました。
当サイトでも以前の記事では、Lマウントという記載を使っています。

ところが。
ライカがミラーレス一眼カメラ「ライカSL」のマウント名にその名も「Lマウント」を採用。
ライカSLは高額製品で市場が限られていたため、旧Lマウント(ライカL39マウント)も単にライカLマウントと呼び続けられていたのですが、
2018年、ライカとシグマ、パナソニックがフルサイズミラーレスでLマウントアライアンスを結成。

「Lマウントといえばスクリューマウントのこと」だと思っていたフィルムカメラ派のカメラ愛好家も、さすがにこの名前を使い続けることができなくなってしまったのでした。

本記事では最大公約数として、「ライカL39マウント」と表記しています。

なお、M39マウントという名称については、径やネジ山が同一でもフランジバックが異なるもの(ZENITなど)があることから、単にバルナックライカのマウントという意味で使うには微妙な名称といえるかもしれません。

英語ではLTMとも表記

なお海外文献ではLTMとも表記されることがあります。

これはLeica Thread-Mount(ライカねじマウント)の略称です。

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ライカL39マウントのマウントアダプターの使い方

それでは、ここからはライカL39マウントのレンズを、マウントアダプターを使ってミラーレス一眼カメラに取り付ける方法を解説していきます。

基本的には単純な構造のマウントなので難しい部分はありません。

1.必要なもの

ライカL39マウントアダプター

ライカL39マウントのレンズ(今回はロシア製 Jupiter-8 50mm F2)。
マウントアダプター(今回はK&F Concept製)。
そしてミラーレス一眼のカメラボディ(今回はSONY α7)を用意します。

2.レンズをマウントアダプターに取り付ける

レンズとアダプター

ライカL39マウントのオールドレンズを、マウントアダプターにねじ込んでいきます。
ただのネジなので、普通にねじ込んでいけばOKです。

ねじ込む

このように、オールドレンズとマウントアダプターが接合されました。

アダプターに装着

3.カメラボディに装着する

レンズとボディ

オールドレンズを取り付けたマウントアダプターを、ミラーレス一眼カメラのボディに装着します。
取り付け方は、ミラーレス一眼カメラの純正レンズと一緒です。

ボディに装着

ボディに装着

4.装着完了

装着完了

これで、マウントアダプターを使ってライカL39マウントのオールドレンズをミラーレス一眼カメラに取り付け完了しました。

装着完了

なお、初めてミラーレス一眼カメラでオールドレンズを使用する場合には、「レンズなしレリーズ」をONにするなどの設定が必要です。

オールドレンズをマウントアダプターで使用する方法について、詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください!

ミラーレスカメラとオールドレンズの使い方 取り付けと本体の設定方法徹底解説

マウントアダプターの種類と選び方まとめ ミラーレス一眼に合うマウントアダプターを買うには?

オールドレンズならサンライズカメラ

ライカL39マウント おすすめのマウントアダプター

では、これからライカL39マウントのマウントアダプターを購入するなら、いったいどんな製品がよいのでしょうか?

価格と精度のバランスがとれたK&F Concept製品が一押し

K&F Concept

結論からいえば、
K&F Concept製品が定番かつ、信頼性も高くおすすめだといえます。

この記事の写真でも使用していますが、カメラボディ本体とのガタもなく、マウントの平行度も良好。
安心して使用することができますよ。

気になるのが無限遠が出るのかということですが、筆者が使用しているぶんには、多少オーバーインフ気味になっていて、問題なく無限遠まで撮影することが可能です。

もちろん、マウントアダプターの品質は上を見ればきりがありません。
数万円レベルのアダプターを用いればフランジバックが完璧に出されているものも存在するのでしょう。

しかし、価格と精度のバランスを考えたときに、実売2,000円台で購入できるK&F Concept製品は鉄板。
それ以下の安価な製品はばらつきが大きいので、基本的には本製品を選ぶのが安牌であるといえます。

安価すぎる(数百円)マウントアダプターは品質リスクあり

ちなみに筆者は最初、ネット通販で500円程度の非常に安価なアダプターを購入していました。
しかし結論としては安物買いの銭失いだったといえるでしょう。

筆者が購入したノーブランド品のアダプターは、ネジ側はよいのですが、ボディ側はガタつきがひどく、とても実用に耐えなかったのです。

ガタがあるマウントアダプター

ライカL39マウントをはじめとしたスクリューマウントのマウントアダプターは構造が単純なため製造自体は容易で、ノーブランドの製品が多数存在します。

ですが、安価な製品といえども最低限の精度は必須。
その点からも、あまりにも安すぎる製品ではなく、K&F Conceptをはじめ、2,000円台以上のものを選ぶのが無難といえるでしょう。

ライカL39マウントでぜひ使いたいオールドレンズ

最後に、ライカL39マウントの中でも初心者の方におすすめのオールドレンズを簡単に解説します!

1.Leica Elmar 50mm(5cm) F3.5

Elmar 50mm(5cm) F3.5

ライカL39マウントの標準レンズの元祖。
それがLeica Elmar(エルマー) 50mm(5cm) F3.5です。

ライカのエルマーは、ライカL39マウントを生み出したカメラ、バルナックライカの標準レンズ。
当時としては非常に小さいフィルムサイズで高画質を得るため、1920〜1930年代の時点で、現代でも通用する高性能を実現しています。

エルマー5cmは非常に多く製造されバリエーション豊富。
市場にも多く状態も千差万別なので、実用するなら光学系の状態がよいものを選びましょう。

マウントアダプターでの使用時には、基本的に沈胴(レンズを縮めて収納する)は不可なので注意。

詳しくはこちらで解説しています。

エルマー5cm F3.5・F2.8「元祖」ライカレンズを中古で味わう!

2.Jupiter-8 50mm F2

ジュピター8 白

ライカL39マウントの安価なオールドレンズの代表格。
それが旧ソ連製のJupiter-8 50mm F2です。

このレンズは、第二次世界大戦後にドイツから旧ソ連へ技術が移転されたことで生まれたレンズ。
レンズ設計の源流は、世界最高の光学メーカー、カール・ツァイスのゾナー(Sonnar)に由来しています。

それだけに開放のボケの美しさ、絞ったときのくっきりとした描写ともに絶品。

入手も容易で断然おすすめです。

詳しくはこちら

オールドレンズ入門に最適なロシアレンズ「ジュピター」(Jupiter)まとめ

3.Canon Lens 50mm F1.8

Canon Lens 50mm F1.8

日本製のライカL39マウントレンズでもっとも入手性が高く安価。
それでいて高性能。

それがCanon Lens 50mm F1.8です。

Canonは1950年代初頭、開放値F1.8というスペックで他社には不可能なほどの解像力と描写力を実現
1950年代のレンジファインダーカメラ用レンズとしてはいまも中古で頻繁に見かけるほどの大ベストセラーとなりました。

ぜひベストセラーオールドレンズの実力を追体験しませんか?

4.Nikkor H・C 50mm(5cm) F2

Nikkor H・C 50mm(5cm) F2

いまでは世界一の光学機器メーカーとなったニコン。

そんなニコンのレンズが世界に知られるようになったは、ライカL39マウントのレンズを通してでした。

Nikkor H・C 50mm F2は、そんなニッコールオールドレンズのなかでも製造数が多く入手しやすいもののひとつ。

ニッコールならではの高解像力。
切れ味抜群です。

ニッコールレンズについて詳しくはこちら

ニコン 生産停止中古レンズ 銘玉15選 2本目を買う前に!

5.Jupiter-12 35mm F2.8

noimage

ロシア製の Jupiter-12は、焦点距離35mmの広角レンズ。

レンジファインダーカメラの時代、広角レンズは高級品で製造数が少なく、いまもマニア人気が高いため高価です。

しかし、このJupiter-12は他の広角レンズに比べてとても安く入手可能。
レンズ後端が大きく飛び出た設計もオールドレンズならではで魅力的。

35mmという使いやすい焦点距離で世界を切り取りませんか?

オールドレンズならサンライズカメラ

ライカL39マウントレンズについて詳しく知るなら

こちらの記事もおすすめです。

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ライカL39マウントのオールドレンズをマウントアダプターで使いませんか?

この記事で紹介したほかにも多彩なオールドレンズがあるライカL39マウント。
オールドレンズをマウントアダプターで使うなら、イチオシのマウントのひとつです。

フィルムカメラが高級品だった1950年代、古き良き仕上げの上質な描写を楽しめるオールドレンズたち。
ぜひあなたもマウントアダプターで味わいませんか?

著者紹介:サンライズカメラ

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