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2018.10.18

FUJIFILM GX680シリーズ 究極のスタジオカメラを格安で楽しもう!

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GX680III

今回はFUJIFILM(富士フイルム)の中判一眼レフカメラ、GX680 Professionalシリーズについて解説します。

35mmフィルムカメラが一般的になった1980年代以降も、かずかずの中判カメラの新製品を送り出してきた富士フイルム。
GS645やGA645、GF670をはじめ、いまでも中古で高い人気を保つ機種が多いのは、自らフィルムを作るメーカーとして、中判のブローニーフィルムの新たな楽しみを提示する立場ゆえのことだといえるでしょう。

いっぽうで富士フイルムは、プロのための本気の中判カメラも作っていました。
それがこの記事で解説する、FUJIFILM GX680シリーズ。
GX680、GX680II、GX680IIIと3代にわたって続いたスタジオ用カメラは、本格的なアオリを使った撮影を便利な環境で行うことを実現しました

モータードライブを内蔵し、中判ながら使用にあたって戸惑うことはなし。
そのうえで、アオリやピントをはじめ、撮影の「作り込み」にだけ集中することができる構造となっているのです。

そんなスタジオカメラ、GX680シリーズも、現在では中古ではほぼ捨て値状態。
逆に言えば、趣味のフィルムカメラとして中古で手に入れるなら今がチャンスです!

プロのためのハイスペック中判一眼レフ、FUJIFILM GX680シリーズを中古で手に入れて使ってみませんか?

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FUJIFILM GX680 Professionalシリーズ 各機種解説

GX680IIIS
上記画像はGX680 III S

3代にわたって改良が行われたFUJIFILM GX680 Professionalシリーズ。
それぞれのスペック・特徴を見ていきましょう。

FUJIFILM GX680 Professional

GX680

形式 中判一眼レフカメラ
シャッター B、8秒~1/400秒
電子式
レンズシャッター
クイックリターンミラー(ミラーアップ可)
露出計 なし
AEファインダーに露出計内蔵
AE なし(マニュアル)
AEファインダー取り付けで絞り優先AE
ファインダー 交換式
レンズマウント レンズボード交換式
対応フィルム 120フィルム・220フィルム
フィルム装填 電子式・自動装填
フィルムフォーマット 6×8判
アオリ量 シフト:
左右・ライズ15mm フォール13mm
ティルト・スイング12°
※この項、資料により数値が異なるため、
当時のカタログを参考に追記予定です。
電池 7.2V 専用充電式ニッカドバッテリー
発売年 1986年

1986年に発売された初代機種です。
1980年代という時点で実現可能な各種機能をハイレベルに盛り込んだ、プロのための意欲的な機種だったといえるでしょう。

初代機種だけの特徴として、用途を考えてかストラップ取付部が存在しないことが挙げられます。
もともと非常に大型かつ重い(フルセットで4kgを超える)カメラのため手持ち撮影は難しいので当然ですが、次機種からはストラップ穴が備えられることとなります。

初代と2代目については、バッテリーがニッカド充電式なのが悩ましいところです。

FUJIFILM GX680 II Professional

noimage

形式 中判一眼レフカメラ
シャッター B、8秒~1/400秒
電子式
レンズシャッター
クイックリターンミラー(ミラーアップ可)
露出計 なし
AEファインダーに露出計内蔵
AE なし(マニュアル)
AEファインダー取り付けで絞り優先AE
ファインダー 交換式
レンズマウント レンズボード交換式
対応フィルム 120フィルム・220フィルム
フィルム装填 電子式・自動装填
フィルムフォーマット 6×8判
アオリ量 シフト:
左右・ライズ13mm フォール15mm
ティルト・スイング12°
電池 7.2V 専用充電式ニッカドバッテリー
発売年 1994年

1994年の改良機種です。

こちらもニッカドバッテリーのため、実用には電源が問題となります。

レボルビング時にファインダーのマスクも縦横に切り替わるようになりました。

FUJIFILM GX680 S Professional

1995年発売。
GX680 IIのアオリ機構を省略した機種です。

FUJIFILM GX680 III Professional

GX680III

形式 中判一眼レフカメラ
シャッター B、8秒~1/400秒
電子式
レンズシャッター
クイックリターンミラー(ミラーアップ可)
露出計 なし
AEファインダーに露出計内蔵
AE なし(マニュアル)
AEファインダー取り付けで絞り優先AE
ファインダー 交換式
レンズマウント レンズボード交換式
対応フィルム 120フィルム・220フィルム
フィルム装填 電子式・自動装填
フィルムフォーマット 6×8判
6×7判
6×6判
6×4.5判
アオリ量 シフト:
左右・ライズ13mm フォール15mm
ティルト・スイング12°
電池 CR123A リチウム電池 x3本
発売年 1997年

1997年発売の3代目機種にして完成版。
FUJIFILM GX680は、このシリーズをこれから購入する場合、もっともおすすめの選択肢だといえるでしょう。

最大の特徴は、フィルムバック(III型)が6×8判から6×4.5判(セミ判)まで4種類のマルチフォーマットとなったこと。
1つのカメラで多彩な表現が可能となり、また、撮影枚数と画質を考慮してフォーマットを選ぶこともできるようになりました。

これから実用するうえで嬉しいのが、電池が入手の容易なCR123A x3本に変更されたこと。
初代とIIの充電式電池はニッカドバッテリーのため経年劣化していることが多く、実用するならこの3代目が現実的選択肢となるといえるでしょう。

FUJIFILM GX680 III S Professional

GX680IIIS

1997年に同時発売。
GX680 IIIからアオリ機構を省いた機種です。

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FUJIFILM GX680 Professionalシリーズの特徴

それでは、フィルム業界を牽引してきた富士フイルムが送り出した究極のスタジオカメラ、GX680 Professionalシリーズにはいったいどんな革新性があったのでしょうか?

具体的になにがそれまでの中判一眼レフと異なったのか、見ていきましょう。

プロのためのスタジオカメラ

GX680III

写真スタジオという言葉から、どんな響きを受けるでしょうか。

写真館で撮ってもらった家族写真。
華やかな芸能人のポートレート。
プロが技術の粋を注ぎ込んだ商品写真。

この記事で解説しているFUJIFILM GX680 Professionalシリーズは、そんなプロの現場のために生み出されたカメラです。
機種名にProfessionalの文字が含まれていることも、その証であるといえます。

富士フイルムは伝統的に、プロのカメラマンに愛用されるカメラを多く生み出してきました。
たとえば以下の記事で解説しているGW690シリーズは、学校の旅行や観光地の記念写真のための高画質カメラという、特定の用途に特化した存在。

フィルムからカメラ本体、レンズまでを一貫して作るメーカーだからこそ、プロの細やかなニーズに応えるカメラづくりが可能であったのです。

自動化されたスタジオカメラ

それでは、このカメラが登場するまでのスタジオ撮影用カメラとはどのような存在だったのでしょうか。

例を挙げると、以下のような機種。

世界一の中判一眼レフハッセルブラッドは別格として……

ハッセルブラッド500C/Mの使い方 中古でHasselbladを手に入れてみませんか?

国産カメラではマミヤのRB67・RZ67シリーズあたりが、フジが念頭に置いた機種だったといえるでしょう。

マミヤRB67Proシリーズ 万能機械式中判一眼レフはリーズナブルな選択肢

Mamiya RZ67 Pro IIで中判の大画面を満喫

マミヤRB67やRZ67も、非常に良いカメラです。
電子化されたRZ67では使用性も大幅に向上。
また、どちらもカメラ本体に蛇腹を内蔵し接写が可能。

そこで、富士フイルムはGX680シリーズを送り出すにあたり、自動化という方面で攻めることとなります。

具体的には、フィルム給送の自動化
モータードライブの内蔵です。
しかも、フィルムバックを交換式のカメラで、設計の無理を生じさせることなく。

GX680III

中古カメラ愛好家視点では決して派手な印象のない富士フイルムですが、確かな技術力あってこそのプロ向けの機構を、危なげなく実現してきたのは素晴らしいことです。

実質的に大判カメラ並の機能

GX680III

さらに、ボディ前部のレンズのアオリも可能となっています。

アオリ量こそそこまで多くはないですが、ひととおりのフロントアオリ操作が可能
この点で、機能面でもマミヤRB・RZにはない特色を得ました。

レンズ自体の交換も、いわゆるレンズマウントではなくレンズボードごとといってよいユニット交換となっています。
その点も含め、GX680シリーズは実質的には大判カメラといって差し支えないかもしれません。

それでいて、一眼レフカメラなので大判ビューカメラとは異次元のスピーディな撮影が可能なのです。

使いやすい縦横比4:3の6×8判フォーマット

FUJIFILM GX680のフィルムフォーマットは、68という数字が含まれていることからもわかるように6×8判
つまり、横4に対して縦3。
4:3の比率の画面なのです。

中判でメジャーな6×7判では少し正方形に近すぎる。
かといって35mmフルサイズや6×9判の3:2では横長すぎる。

現代のスマホ内蔵カメラやコンパクトデジカメ、マイクロフォーサーズのミラーレスが4:3を採用したのと同じ、前例にとらわれない使いやすい縦横比を選択しています。

GX680 IIIでは他のフォーマットも使用可能ですが、カメラやレンズの性能を最大限に引き出すなら、ぜひ6×8判で撮ってみるのがおすすめです。

高度なシステム性を実現

GX680III

プロ向けのカメラには、信頼性だけではなく、さまざまな撮影シーンに対応できる拡張性も求められます。

FUJIFILM GX680シリーズでは、各種交換レンズや交換ファインダーをはじめ、充実したトータルシステムを用意

営業写真館などの用途で想定されるシーンに、完璧な対応を実現しました。

ファインダーをAEファインダーに交換すればAEも可能に。

レンズは上述したようにユニット式で外れるもので、他の中古レンズには例のない四角い形状をしているので、中古カメラ店で見かけたら、ひと目でこのカメラ用のものだとわかるでしょう。

GX680用 EBCフジノン80mm

超広角23mm相当から望遠200mm超まで、ひととおりの焦点距離は揃っています。
もちろんレンズは富士フイルムご自慢のEBCコーティングで描写は折り紙付き。
変換アダプターを取り付けることで、リンホフボードに取り付けた大判レンズも使用可能です。

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FUJIFILM GX680 Professional 中古購入時の注意

それでは、FUJIFILM GX680 Professionalをこれから中古で手に入れるなら、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

I型とII型は電池に注意

初代GX680とGX680 IIは、バッテリーが充電式のニッカドで、経年劣化でヘタってしまっていることがほとんどです。
ACアダプタを繋げば使用できないことはないですが実用性がかなり低くなってしまうので、もし現役で作品制作に使いたい場合、III型がおすすめできるといえます。

III型用のフィルムバックはI型・II型に取り付けできない

GW680 IIIでは、フィルムバックがマルチフォーマットとなりました。

そのこともあり、GW680 III用のフィルムバックは、GW680・GW680 IIに取り付けできません
逆に、GW680・GW680 II用のフィルムバックをGW680 IIIに取り付けることは可能です。

電装系の経年劣化に注意

いかにプロ向けのカメラといえども、電装系の故障は修理が難しいことも。
中古で買う場合には、電気系統に異常がないか、しっかりと確認するようにしましょう。

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プロ用カメラを手軽に楽しもう!

プロ用の非常に高価なカメラだったGX680シリーズも、一時に比べれば驚くほどの捨て値で購入できるようになりました。
これは、スタジオでのプロの仕事がデジタルに移行し、本来の用途を失ったため。

逆に言えば、安価に手に入る今こそ趣味のフィルム写真に活かすチャンスです。
ぜひ、FUJIFILM GX680 Professionalシリーズであなたも美麗な作品を生み出してみませんか?

著者紹介:サンライズカメラ

サンライズカメラは、いまでは数少くなってしまった「フィルムカメラ専門店」の使命として、フィルムカメラに関する情報を公開し続けています。 「こんな記事が読みたい」というご要望がありましたら、お気軽にFacebook、Twitter、お問い合わせフォームなどからご連絡ください。カメラ愛好家のみなさん、これからフィルムを始めたいみなさんとお話できることを楽しみに待っています。

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