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特別連載ブログ フィルムカメラのある生活

2018.06.28

名機 or Sony α7?オールドレンズ撮り比べ ① CONTAX Planar * 50mm F1.4 MMJ+Aria(作例あり)

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今回より『オールドレンズ・フィルムカメラ』の連載をさせて頂くことになりました、雨樹一期(あまきいちごです。よろしくお願いします。

当コラムでは、オールドレンズを使って、フィルムカメラ・ミラーレスカメラで撮り比べをしていきます。
デジタル専用のレンズで撮るものとは描写もガラリと変わるので、その違いも楽しんで頂ければと思います。

僕はフィルムカメラを使っての撮影が好きで、トイカメラを含めていろんなカメラを所有しています。
でも、カメラ自体はレンズが交換出来ないコンパクトなものが大半。

フィルムには精通していますが、オールドレンズはあまり使ったことがありません。

実際にこれから体験しながら、その魅力や楽しさに触れていき、生の声をお届け出来ればと思っています。

僕がこれからどんどんハマっていく過程も楽しんで頂ければと思います。

第一回は「Planar T* 50mm F1.4 MMJ」です。フィルムカメラは「CONTAX Aria」・ミラーレスは「Sony α7」を使用。

結果を先に書いちゃいますが、いきなりドハマリ出来るレンズでした。

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フィルムカメラとミラーレスカメラの撮り比べ


フィルムカメラで撮影/感度:ISO400/シャッタースピード:1/2000/絞り:F1.4

 


ミラーレスカメラで撮影/感度:ISO400/シャッタースピード:1/2000/絞り:F1.4

フィルムとデジタルで色の乗りも変わりました。フィルムは油絵のようなべっとりとした色乗り。デジタルはスッキリしています。

これに関してはレンズの性能もありますが、使うフィルムやカメラの設定によっても変わりますね。

 

撮ってみた第一印象は『あかん。やばい。ハマりそう』です。

だいたいこの発言をした人はすでにハマっています(笑)。これ以上カメラが増えるのも…と思いつつ増えていくのがフィルムカメラ。カメラを使いこなせていなくても購入したくなるのが、レンズ。

フィルムカメラやレンズは『沼』です。でもそこに沈んでいくことが楽しいのです。

僕の写真家としての仕事は教えることも多いのですが、ある意味ではそんな沼に引っ張る活動でもあります。

たくさんの写真を掲載していきますが、一緒に沈みたくなるような写真だと嬉しいです。

 

CONTAX Aria(フィルムカメラ)で撮影


感度:ISO400/シャッタースピード:1/1000/絞り:F1.4

フィルムは『FUJI PRO400H』を使用。天気は曇りです。明るく撮ることでふんわりとした優しい写真になるのが『PRO 400H』の特徴です。

今回はフィルムの質感が出やすいように、適正露出で撮影しました。ざらっとしているのが分かると思います。

白〜黒のグラデーションもとても滑らかですね。

 


感度:ISO400/シャッタースピード:1/2000/絞り:F1.4

このザラつきと少し甘いピント、ノスタルジックな雰囲気はフィルム特有なものですね。

適度なコントラスト、色乗りもいいですね。

 

明るく撮ることで優しい雰囲気に


感度:ISO400/シャッタースピード:1/125/絞り:F1.4

適正よりも明るく撮るとふんわりします。これはマニュアルで撮影していますが、オートで撮影するなら露出補正で+1〜+2に設定しましょう。

フィルムの質感は適正露出の方が感じられますね。

 


感度:ISO400/シャッタースピード:1/1000/絞り:F2.2

 

感度:ISO400/シャッタースピード:1/1000/絞り:F1.4

 

CONTAX Ariaを使ってみた感想

CONTAX Aria

実は随分前から欲しかったCONTAX Aria。軽量で丸みのあるボディーは女性に人気があるのもうなずけます。
今回の撮影はマニュアルで撮影しましたが、絞り優先で撮影することも可能です。

シャッタースピードは最速が1/4000秒。今回紹介したレンズ「Planar * 50mm F1.4」は開放で撮影することが絶対多くなります。
当然シャッタースピードは早い方がいいので、
スペックにも大満足のカメラです。

描写・外観・機能、三拍子揃っていて、フィルム巻きも露出もオート。初心者の方にも扱いやすいカメラです。

 

CONTAX Aria デザインと感触を楽しめる美人なカメラ


SONY α7(ミラーレスカメラ)で撮影


絞り:F1.4/露出補正+2.3

ミラーレスでの撮影はSONY α7を使用。絞り優先で露出補正を+1〜3で撮影。女性が大好きな玉ボケも意識して撮影しました。
写真がうるさくなるという方もいますが、僕も好きです(笑)。

玉ボケは逆光気味の撮影で、背景に木などがあれば簡単に作れます。絞りを開放にするほど丸くなりますよ。

 

絞り:F1.4/露出補正+2

 


絞り:F1.4/露出補正+1

 


絞り:F1.4/露出補正+1

描写は素晴らしいですね。そしてとろとろのボケ。人気があるのも分かります。

順光よりも逆光での撮影が個人的には好きです。
そこにこだわり過ぎる必要もありませんが、写真の中に明暗差を付けるといいですね。

 

絞り値を変更して撮影


開放のF1.4で撮影。ピントも甘いですが柔らかくて優しい雰囲気になりますね。

被写界深度(ピントの合う幅)の狭さも分かります。

 


少し絞ってF5.6で撮影。紫陽花の花もパリっとしていていいのですが、玉ボケ部分は六角形に。

ついつい開放で撮ってしまいたくなるレンズですが、絞るほどに締まりのある写真になりますね。

また、オールドレンズはマニュアルフォーカスでの撮影になるので、F1.4での撮影となるとピント合わせに少し苦戦するかもしれません。

F5.6〜8で撮影したり、動かない被写体で練習するのもオススメです。

 

色温度(ホワイトバランス)を変更して撮影


絞り:F1.4/露出補正−0.6/色温度3,600K

露出補正をマイナスに、色温度を3,600K(ケルビン)に変更して撮影しました。
カメラの設定で変更が可能です。

色温度とは簡単にいうと光を数値化したものです。たとえば太陽の下で撮るなら、5,000Kに合わせることで、ちゃんとした色で撮影することが出来ます。

デジタルはカメラが勝手に合わせてくれますが、フィルムは色の付いたレンズフィルターなどを使って補正する必要がありました。

 

色温度を知らなくても、ホワイトバランスなら聞いたことはあるかなと思います。

色温度を2,500〜3,200Kに設定して撮影することで、全体が青味がかかります(ホワイトバランスの『電球マーク』でも可)。

普段はオートで撮影して問題ありませんが、あえて変えることで色味がガラッと変わるので面白いですよ。

 

絞り:F1.4/露出補正−1/色温度3,000K

枯れ落ちたバラの花びら。潜り込んで撮影しています(笑)。露出補正を−1で暗めに撮ることで、薔薇の棘などがシルエットになっており、明暗差がより顕著にあらわれています。

 


絞り:F1.4/露出補正−0.3/色温度3,000K

さらに潜り込んで見つけた玉ボケ。
ピントを無視して玉ボケが一番キレイな瞬間にピントを合わせて撮影しました。

さすがにここまでやっちゃうとうるさいかもしれませんが、色の滲みがいいなと感じました。

普段はミラーレス+オールドレンズを使いつつ、フィルムも少しずつ嗜んでいけば、カメラの世界がどんどん楽しくなりますよ。

 

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著者紹介:雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。 その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

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