フィルムカメラ、中古レンズ販売ならサンライズカメラ

 0744-46-9124

営業時間:10:00~18:00(定休日:日・祝)

特別連載ブログ フィルムカメラのある生活

2018.06.22

K2・KX・KM ペンタックスのフィルムカメラKシリーズとは?

← ブログトップページへ戻る

ペンタックスKシリーズ

今回は、ペンタックスの中古フィルムカメラ、Kシリーズについて解説します。

いまも小型軽量のデジタル一眼レフで独自の地位を保っているペンタックス(PENTAX)。
レンズマウントは互換性の高いKマウントを一貫して採用していて、フィルムカメラ時代のオールドレンズが手軽に使えるのが魅力です。

この記事で紹介するアサヒペンタックスKシリーズは、そんなKマウントを初めて採用したフィルム一眼レフカメラ。
K2、KX、KMの3種類と、その派生機種が存在します。
M42マウントから移行するため、それまでとはコンセプトの異なったカメラとなりました。

結果として1年ほどで次世代のペンタックスMシリーズが登場してしまったため、ペンタックス製フィルム一眼レフカメラのなかでは影が薄い存在と思われがち。
でも、じつは隠れた実力派。
その末裔は1990年代まで販売が続けられていたのです。

信頼性にもすぐれ、中古でも狙い目のアサヒペンタックスKシリーズ。
いったいどんなカメラなのでしょうか?

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

アサヒペンタックスKシリーズ

ペンタックスのKマウント移行に合わせて発売した、アサヒペンタックスKシリーズ。
K2、KX、KMとは、いったいどんなフィルムカメラなのでしょうか?

アサヒペンタックスKシリーズとは

アサヒペンタックス(ASHI PENTAX)Kシリーズとは、1975年、ペンタックスが初めて発売した、Kマウントのフィルム一眼レフカメラです。

Kマウントとは、現代のペンタックス製デジタル一眼レフカメラでも使われているレンズマウントのこと。

ペンタックスK1000

もともとペンタックスは、M42スクリューマウントを採用していました。
ところが、M42スクリューマウントにはカメラを改良していくうえで不都合が多かったため、より高機能なバヨネットマウントへ移行することとなったのです。

M42スクリューマウントについては、こちらの記事で解説しています。

オールドレンズの代表!M42マウントおすすめ中古レンズ10選

1975年に登場したKマウントは、ユーザーの利便のために、M42スクリューマウントと高い互換性をもったマウントとなりました。
純正のマウントアダプターを使うことで、簡単にM42スクリューマウントのレンズの取り付けが可能な構造になっています。

また、Kマウントは「ユニバーサルマウント」。
パテントが公開されているため、ペンタックス以外のカメラメーカーも、自由にKマウントを使うことができました。

Kマウントについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。

ぜひ使ってみたいペンタックスKマウント中古レンズ名玉11選

Kマウント最初のカメラ・Kシリーズ

ペンタックス(旭光学)が社運を賭けたKマウントへの移行。
それに合わせて新発売したのが、この記事で解説するKシリーズです。

1975年、K2、KX、KMの3機種が発売。
それ以前のペンタックス製フィルムカメラに比べ、ぐっと現代的な外観になりました。

「K」とは「King」の頭文字に由来。
一眼レフの王様を目指したネーミングは、現代のデジタル一眼レフカメラ、Kシリーズにも受け継がれています。

Kシリーズの特徴

アサヒペンタックスKシリーズが、ペンタックスSPをはじめとするそれまでの同社製品と異なったのは、ボディが大型化したことでした。

ペンタックスK1000

もともとペンタックスのM42スクリューマウントのカメラは、小型軽量な一眼レフとして知られていました。
ですが、Kシリーズでは全体的にボディを大型化。
ミノルタやニコンといった、同時代の他社製一眼レフと大差ないサイズになっています。

1年でMシリーズに移行

ところが、このKシリーズは、市場にあまり受け入れられなかったのかもしれません。
翌1976年には、アサヒペンタックスMXをはじめとする、より小型化したペンタックスMシリーズが登場。

機械式最小の一眼レフカメラ PENTAX MX

Kシリーズは徐々に発売が終了していきます。

これは、1972年のオリンパスOM-1登場以来、小型軽量のフィルム一眼レフカメラが市場のトレンドとなっていたため。
ペンタックスも、もともとの売りだった小型軽量に回帰していくこととなります。

ただし、Kシリーズ登場からMシリーズ登場までの期間が1年と短すぎるので、そもそもKシリーズはMシリーズまでのつなぎだった可能性も否めません。

アサヒペンタックスKシリーズを中古で使うメリット

しかし、フィルムカメラのアサヒペンタックスKシリーズが大柄なボディであることは、現代の視点から見るとメリットでもあります。

その理由が信頼性

ペンタックスK1000

後継のペンタックスMシリーズは、ほとんどの中古が経年劣化していて、オーバーホールしなければ使えないことがほとんどです。
それに対しアサヒペンタックスKシリーズは、ペンタックスSPから受け継がれた「枯れた設計」のため、トラブルが少ないのです。

多彩なKマウントレンズが使えることもあり、もしペンタックスの中古フィルムカメラがほしいなら、Kシリーズは狙い目の機種です。

中古ペンタックスカメラならサンライズカメラ

アサヒペンタックスKシリーズ 各機種解説

それでは具体的に、ペンタックスKシリーズの各機種について見ていきましょう。

アサヒペンタックスK2

ペンタックスK2

形式 35mmフィルム一眼レフカメラ
シャッター B、8秒~1/1000秒
電子式(B、1/125は機械式)
縦走り金属幕フォーカルプレーンシャッター
露出計 TTL開放中央重点測光
SPD受光素子
露出 絞り優先AE
マニュアル
ファインダー アイレベル固定式
視野率約95%
倍率約0.88倍
レンズマウント Kマウント
対応レンズ 絞り環のあるKマウントレンズ
電池 SR44もしくはLR44を2個
発売年 1975年

アサヒペンタックスK2は、アサヒペンタックスKシリーズの最上位機種として登場したフィルム一眼レフカメラ。
特徴は、下位機種と異なり、電子式シャッターを採用し、絞り優先AEを搭載していることです。

ペンタックスは、M42スクリューマウントの時代、すでにアサヒペンタックスESで絞り優先AEを実現していました。
基本的にはその流れに連なるカメラですが、信頼性はぐっと向上。
ほとんどが故障しているペンタックスESやESIIと違い、安心して使えます。

ただし、このアサヒペンタックスK2は最上位機種としては少々スペック的に力不足なカメラでもありました。
まず、モータードライブに対応していないこと。
そして、後述する下位機種のアサヒペンタックスKXにはある、絞り値直読窓がないことです。

そのようなユーザーの不満に対応するために、アサヒペンタックスK2の改良版が登場することとなります。

アサヒペンタックスK2DMD

アサヒペンタックスK2DMDは、K2の改良型です。
1976年発売。

DMDとは「ダイレクトモータードライブ」の略。
その名の通り、モータードライブの取り付けが可能となりました。

また、ファインダーに絞り値直読窓を追加
もともとシャッター速度はファインダー内に表示されているので、ファインダーから目を離さずにすべての操作が可能となりました。

その他の改良点として、AEロックの追加と、アイピースシャッターの内蔵が挙げられます。

それ以外は基本的にアサヒペンタックスK2と同様です。

アサヒペンタックスKX

ペンタックスKX

形式 35mmフィルム一眼レフカメラ
シャッター B、1秒~1/1000秒
機械式
横走り布幕フォーカルプレーンシャッター
露出計 TTL開放中央重点測光
SPD受光素子
露出 マニュアルのみ
ファインダー アイレベル固定式
視野率約93%
倍率約0.88倍
レンズマウント Kマウント
対応レンズ 絞り環のあるKマウントレンズ
電池 SR44もしくはLR44を2個
発売年 1975年

アサヒペンタックスKXは、アサヒペンタックスKシリーズの中級機。
フルメカニカルの、至ってオーソドックスなフィルムカメラです。

1〜1/1000秒のシャッター、SPD受光素子の露出計と、信頼性の高い、奇をてらわないスペックが魅力。
K2にはなかった絞り値直読窓も最初から組み込まれています。

上位機種のK2が電子シャッターのため、中古カメラ愛好家にとっては、むしろこちらのKXのほうが好まれることも多かった様子。
1970年代中盤のペンタックス一眼レフの名機として、中古でも人気が高いです。
KXと、MシリーズのMX、そしてフラッグシップ機種のLXは、どれも名前に「X」が含まれることから、「3X」として愛好家に一目置かれる中古カメラとなっています

中古ペンタックスカメラならサンライズカメラ

アサヒペンタックスKM

noimage

形式 35mmフィルム一眼レフカメラ
シャッター B、1秒~1/1000秒
機械式
横走り布幕フォーカルプレーンシャッター
露出計 TTL開放中央重点測光
CdS受光素子
露出 マニュアルのみ
ファインダー アイレベル固定式
視野率約90%
倍率約0.87倍
レンズマウント Kマウント
対応レンズ 絞り環のあるKマウントレンズ
電池 SR44もしくはLR44を2個
発売年 1975年

アサヒペンタックスKMは、アサヒペンタックスKシリーズの廉価機種。

アサヒペンタックスKXとスペック的には似ていますが、内部構造は前代のM42スクリューマウントの機種とほとんど変わらない、保守的な設計です。

基本的には、アサヒペンタックスSPFをKマウント化したもの。
そのため、壊れるところのない、信頼性が高いカメラに仕上がっています。

露出計にはスイッチがなく、レンズキャップをするだけで電流が流れなくなる(電源がオフになる)構造となっています。

絞り値直読窓はないですが、上位機種同様に絞り込みプレビューボタンがあるのはうれしいところです。

シンプルさゆえに、高性能な露出計や絞り値直読といった機能が不要なユーザーに長く愛用されました。
根強い需要があったために、製造終了後に後述のK1000として復活もしています。

ペンタックスK1000

ペンタックスK1000
後期型(プラ外装):ファインダー部のAOCOマークがない

ペンタックスK1000は、実質的にアサヒペンタックスKMの復刻版ともいえる機種。

機能的には、絞り込みプレビューとセルフタイマーが省略されています。
その他の機能はほぼ同一です。

国内発売は1986年で、じつはそれ以前から海外向けの廉価版としては製造されていました。

すでにカメラの自動化が進んでいた1986年にこのような機種が登場したのは、天体写真のための需要があったため。

望遠鏡にカメラを接続して星を撮る天体写真では、露出計や自動露出(AE)は必要ありません。
また、天体写真ではバルブ(シャッターを開放する)撮影を多用します。

当時の最新機種はバルブ撮影時にも電池を消費するので、すぐに電池がなくなってしまうという問題がありました。

その点、完全に機械式のペンタックスK1000なら、どれだけ長時間シャッターを開いても、電池が無くなる心配はありません

このような事情で、古い設計のペンタックスK1000は1990年代まで販売されるロングセラーとなりました。

製造期間中に設計が変更されており、前期型はKM同様の金属製外装。
途中から外装がプラスチックになり、製造も日本製から香港製に移行しています。

ペンタックスK1000
前期型(金属外装):ファインダー部にAOCOマークがある

なお同様の用途のカメラとしては、コシナCT1シリーズがOEM提供された、ビクセン等のブランドの一眼レフも挙げることができます。

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

Kマウントオールドレンズをフィルムで使うならペンタックスKシリーズ

K2、KX、KM
アサヒペンタックスKシリーズは、後継のMXやMEのようにけっしてキャラが立ったフィルムカメラではありません。

ですが、中庸ゆえの使い勝手の良さから、オールドレンズをフィルムで楽しむのに最適な中古一眼レフだといえるのではないでしょうか。

操作性もとてもオーソドックス。
ぜひ、アサヒペンタックスKシリーズでKマウントやM42マウントのオールドレンズを楽しんでみませんか?

著者紹介:サンライズカメラ

サンライズカメラは、いまでは数少くなってしまった「フィルムカメラ専門店」の使命として、フィルムカメラに関する情報を公開し続けています。 「こんな記事が読みたい」というご要望がありましたら、お気軽にFacebook、Twitter、お問い合わせフォームなどからご連絡ください。カメラ愛好家のみなさん、これからフィルムを始めたいみなさんとお話できることを楽しみに待っています。

この著者の他の記事

ブログトップページへ戻る

ABOUT THIS ARTICLEサンライズカメラについて

サンライズカメラはフィルムカメラを専門に扱うオンラインショップです。カメラ・レンズの販売買取だけではなく、カメラ愛好家が集うサイトを目指して情報発信を続けています。公開中の記事は、カメラのプロライターが執筆したものから、フィルムカメラを初めて手にした初心者の体験レポートなど、多種多様にそろえています。デジタルカメラとは違うフィルムカメラの魅力に触れて頂けたら嬉しいです。「こんな記事を書いて欲しい」というご要望もお気軽にお聞かせください。 

TOP > フィルムカメラ大全集 > K2・KX・KM ペンタックスのフィルムカメラKシリーズとは?

ショッピングガイド

ご注文とご連絡の受付

WEBサイト上からは24時間いつでもご注文可能です。

お電話でのお問い合わせ、メールのお返事は、平日10:00~18:00に受け付けております。

お支払方法

クレジットカード

クレジットカードブランド一覧
カード決済にはVISA/JCB/MASTER/ダイナース/AMEX/NICOSなど、国内主要カードがご利用いただけます。

代金引換

商品受け取り時に配達員の方へ商品代金をお支払いいただきます。別途手数料を頂戴いたします(一律500円)

銀行振込

振込先はジャパンネット銀行となります。振り込み手数料はご負担ください。

PAYPAL

インターネット決済サービス「PAYPAL」を通して、商品代金をお支払いいただけます。

送料とお届け日数

ヤマト運輸宅急便発送・送料無料

ご入金いただいてから、24時間以内に発送します(日曜、祝日を除く)。ヤマト運輸「宅急便」でのお届けです。

※沖縄県、北海道、離島については航空便利用のため、1,500円の送料を頂戴します。

送料とお届け日数

安心の1ヶ月間動作保証・返品可能

返品については(場合により手数料が発生しますが)、理由を問わず承っております。また、1ヶ月の保証期間内に動作に不具合が出た場合は、購入金額を上限とした修理または返金の対応をいたします。

詳しくはこちら

Facebook

〒633-0072 奈良県桜井市箸中194
古物商許可番号 奈良県公安委員会:第641050000619号

お問い合わせ