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2018.06.15

マミヤRB67Proシリーズ 万能機械式中判一眼レフはリーズナブルな選択肢

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マミヤRB67Pro SD

今回は、中古で人気の中判一眼レフカメラのなかでも、マミヤ(Mamiya)のRB67Proシリーズについて紹介します。

普通の35mmフィルムよりも大きな「120フィルム」を使用する中判カメラ。
中古フィルムカメラのなかでも、フィルムならではの空気感をより深く味わえることから、中判カメラを使い始めたいと思う人が増えているようです。

さまざまな種類がある中判フィルムカメラ。
なかでも、しっかりと構図を決めて、作品作りに使うなら一眼レフがイチオシです。
6×7判の大画面を活かして、解像感も階調も豊かな美しい作品を創り出すことができるでしょう。

中古では玉数も多く、購入しやすい機種でもあるマミヤRB67Proシリーズ。
RB67Pro、RB67Pro S、RB67Pro SDと3代続いた中判カメラの名品には、いったいどんな特徴があるのでしょうか?

中古フィルムカメラ専門店、サンライズカメラのスタッフが解説します。

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マミヤRB67Proシリーズ

RB67Pro、RB67Pro S、RB67 Pro SDの3機種が登場したマミヤRB67Proシリーズ。
まずは性能・特徴から見ていきましょう。
ぜひ中古購入の参考にしてくださいね。

マミヤRB67Proシリーズ共通の特徴

マミヤRB67Pro SD

形式 中判フィルム一眼レフカメラ
シャッター T、1秒~1/400秒
機械式
レンズシャッター
ミラーは自動復帰しない
露出計 なし
(TTL露出計内蔵のファインダーあり)
露出 AEなし
マニュアルのみ
ファインダー 交換式
標準ではウエストレベルファインダーを装備
レンズマウント 専用のスピゴットマウント
電池 不要
(露出計内蔵のファインダー使用時は4LR44 x1)
使用フィルム 120フィルム・220フィルム
スタートマーク式のセミオートマット
フィルムバック交換式
発売年 1970年(RB67Pro)
1974年(RB67Pro S)
1990年(RB67Pro SD)

マミヤRB67Proシリーズは、中判カメラの雄、マミヤが長年に渡って製造した6×7判の中判一眼レフカメラ。

ボディこそ少々大柄なものの、機械式のシャッターと、プロ用カメラゆえの信頼性と充実したシステムが魅力。
そして、スタジオで大量に使われたゆえの中古での入手性の良さから、中判カメラ初心者の方にも入手しやすい機種となっています。

画面のサイズは6×7判
35mmフィルムとも、フルサイズのデジタル一眼カメラとも比べ物にならない大画面です。

中判カメラの画面サイズ比較

単に画素数の比較にとどまらない、大きなフィルムサイズの余裕を活かした、空気感ある写真を生み出すことができることでしょう。

「プロのためのカメラ」というジャンル

マミヤRB67Pro S

そんなマミヤRB67Proシリーズは、いったいどんな目的で作られたカメラなのでしょうか?

名前に「Pro」と入っているように、このシリーズはプロのカメラマンのために開発されたフィルムカメラ
なかでも、「スタジオ撮影」や「写真館」での使用を念頭に置いて、機能が練り込まれています。

いまではデジタルカメラに置き換えられてしまった、カタログなどの商品撮影や、写真館での肖像写真撮影
このマミヤRB67Proシリーズは、デジタルカメラが一般的になる以前、そのような目的に多く使われていました。

後述しますが、スタジオ撮影のための便利な機能も充実。
縦画面と横画面を切り替えられる「レボルビングバック」や、カメラ単体でマクロ撮影ができる蛇腹繰り出し機構など、写真を「作り込む」ためのプロの機能が満載。
大判カメラ顔負けの機能が詰め込まれています。

それもそのはず、このマミヤRB67Proシリーズは、大判カメラ(ビューカメラ)で行っていた撮影を置き換える目的で作られたものなのです。

リンホフ

写真館といえば、古い蛇腹のカメラを連想するかもしれません。
その蛇腹のカメラで行っていた撮影のうち、比較的簡便なものはマミヤRB67Proシリーズで十分にこなせるようになりました。

そして、マミヤRB67Proシリーズも、いまではデジタルカメラに置き換えられることとなったのでした。

余談ですが、同様にプロカメラマンの使用を念頭に作られた中判カメラとしては、学校などの集合写真のために作られた、富士フイルム GW690シリーズなども挙げられます。

Fujifilm GW690シリーズは6×9判を味わう最高の選択肢

プロの仕事のための充実した機能

マミヤRB67Pro SD

マミヤRB67Proシリーズは、プロ向けのフィルムカメラならではの充実した機能を備えています。
手持ち撮影も可能ですが、むしろ三脚に据えたときに本領を発揮するカメラであるといえるかもしれません。

画面の縦横切替 レボルビングバック機構

マミヤRB67Pro SD

マミヤRB67Proシリーズのフィルムバックは、ワンタッチで画面の縦横の切り替えが可能です。

6×7判は、画面サイズが約70x56mmの横長。
三脚に取り付けると、そのままでは横位置の写真しか撮れなくなってしまいます。

そこでRB67Proシリーズは、フィルムバックを縦横に回転して切り替えることで、縦画面・横画面を自由自在に使えるようにしたのです。
これは、大判カメラでは標準的に採用されている方法。

中判カメラとしては先進的な機構で、カメラ名の「RB」も、レボルビングバックの略に由来しています。

ちなみに、この問題を解決するための別のアプローチとしては「縦横が関係ない正方形画面を使う」という方法もあります。
ハッセルブラッドやゼンザブロニカはその方法です。
ただし、当然トリミングする面積が大きくなるので、画質的には不利となります。
(実際にはそこまで大きい差は出ないようですが)

マミヤRB67Proのレボルビングバックは、商品撮影などの「素材としての写真」はもちろんのこと、肖像写真などの「作品としての写真」にも幅広く対応できる方式。
そのことが、多くのプロがRB67Proを愛用した理由だといえるのではないでしょうか。

フィルムバックは交換式

マミヤRB67Pro SD

当然のようにフィルムバックは交換式です。
645判のマミヤM645シリーズが当初はフィルムバック固定だったのに対し、RB67Proシリーズが明確にプロ機であることがこちらも伺えます。

フィルムバックは当時デファクトスタンダードだったグラフレックス規格で、RB67Pro用のフィルムバックを他社のカメラで使用したり、愛好家が改造のベースにしたりする例もよく聞きます。

ただし、これからマミヤRB67Proシリーズを買う場合には、基本的にはボディとセットになっているものを使えば問題ないでしょう。
形状的には互換性があるはずですが、わざわざRB67Proシリーズに他社のグラフレックス規格のロールフィルムホルダーを付けてみた話は見たことがありません。

また、マミヤプレス用のフィルムホルダーも、アダプターを介して取り付けが可能です。

ラックアンドピニオンの蛇腹繰り出し接写機構

マミヤRB67Pro SD

RB67Proシリーズは、カメラ単体で接写(マクロ撮影)が可能です。

これは、カメラ本体に蛇腹を内蔵し、レンズをラックアンドピニオン(ギア)で繰り出すことで近接撮影を可能とするもの。

マミヤの中判カメラでは、同じくスタジオ用の二眼レフカメラのマミヤCシリーズでも同様の機構を採用。
伝統の機構といえるでしょう。

ただし接写時、場合によっては露出倍数がかかることがあるため、TTL露出計がないウエストレベルファインダーでは注意しましょう。

写真館のデジタル化で中古はリーズナブルに

写真館やスタジオでの第一線を退いたことで、マミヤRB67Proシリーズは、いまでは中古でとてもリーズナブルに購入することができるようになっています。

プロの道具として過酷な環境におかれたカメラながら、状態が良好な中古もとても多いです。
さすがは堅牢性が求められる仕事の道具だといえます。

ハッセルブラッドは高すぎる。
かといってマミヤM645シリーズでは画面が小さくて物足りない。

そんなときはRB67Proシリーズはいかがでしょうか。
ボディこそ大型ですが、それに見合った高画質の写真を撮ることができるので、初めての中判カメラとしても十分に楽しめますよ!

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マミヤRB67Proシリーズ 各機種解説

それでは具体的に、RB67Proシリーズの各機種について見ていきましょう。
基本的には互換性がありますが、最終機のRB67Pro SDについては変更された点があり、一部、注意が必要です。

マミヤRB67Pro(1970年)

マミヤRB67Pro 初代

1970年、最初に登場したRB67Proです。
次代のRB67Pro Sとの大きな違いとして、「多重露光防止機構がない」ことが挙げられます。

これは大判カメラそのものの仕様。
ただ、6×7判は120フィルム1本につき10枚しか撮れないので、初心者の方は失敗を防ぐためにも、次のRB67Pro Sを選ぶのがよいかもしれません。

マミヤRB67Pro S(1974年)

マミヤRB67Pro S

初代RB67Proの改良版で、もっとも中古で出回っているモデルです。

多重露光防止がついたのが最大の特徴。
エンブレムもPro Sとなっているのでひと目で判別できます。

限定版:マミヤRB67Pro GL(1981年)

茶色のヘビ革と金メッキを施した、RB67Pro Sの限定版です。

マミヤRB67Pro SD(1990年)

マミヤRB67Pro SD

RB67Proシリーズの最終形態です。

それまでと大きく違うのが、レンズマウント径の拡大。
レンズマウントの互換性は保ったまま、内部の口径が54mmから61mmとなり、よりレンズ設計の自由度を増しています。

さらに、6×8判にも対応するようになりました。
なお、Pro Sにも6×8判に改造で対応したものがあります。

基本的にRB67ProやRB67Pro Sの時代のレンズが問題なく使えるほか、このRB67Pro SD専用のマミヤLレンズが存在します。

どのRB67Proがおすすめ?

これから中古でマミヤRB67Proシリーズを買うなら、RB67Pro Sか、RB67Pro SDがおすすめ
とくに、RB67Pro SDが完成度が最も高く、使用しやすいといえるでしょう。

ぜひあなたも、RB67Pro シリーズで中判カメラを楽しみませんか?

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マミヤRB67Pro用のレンズの種類

マミヤRB67Pro用の中古レンズには、一部互換性に注意が必要です。
ぜひ参考にしてください。

マミヤ セコールレンズ

RB67 sekor 65/4.5

1970年の初代RB67と同時に登場したレンズ。
モノコートです。

RB67Pro SDでの使用時には、公式にはアダプターリングの装着が必要とされています。
(実際には使用そのものは可能)

マミヤ セコールCレンズ

RB67 SEKOR C 65/4.5

1974年のRB67 Pro Sの時代のレンズ。
コーティングがマルチコートとなりました。
こちらもRB67 Pro SDにはアダプターリングが公式には必要。

マミヤ KLレンズ

mamiya KL 127/3.5

マミヤRB67Pro・Pro S・Pro SDすべてで使用可能なレンズです。
レンズ後ろ側に円形のリングがはめこんであり、RB67Pro SDで拡大されたマウント内径に対応しています。

RB67Pro S
RB67Pro SとCレンズ:マウント内径が小さい

RB67Pro SD
RB67Pro SDとKLレンズ:マウント内径が大きく、その差をレンズ後玉周囲のリングで吸収している

初代RB67ProとPro Sでの使用時にはリングを外して使います。
このリングは、内部にOリングがはまっていて、ゴムのテンションで固定されているだけ
着脱は手で引っ張るだけでOKです。

マミヤLレンズ

RB67Pro SD専用レンズ
レンズ後ろ側の口径が大きく、物理的に初代RB67ProとPro Sには取り付けできません。

兄弟機種 マミヤRZ67シリーズとRZ用レンズ

RB67Proシリーズには兄弟機種として、電子カメラのRZ67シリーズも存在します。

ただし、RZ67用レンズはRB67には使用不可能
またフィルムバックの互換性もありません。

RB67用レンズはRZ67に取付可能ですが、無限遠位置が異なります。

RZ67について詳しくはこちら

Mamiya RZ67 Pro IIで中判の大画面を満喫

RB67Proシリーズ 中古購入時の注意

さて、そんなRB67Proシリーズをこれから中古で購入するときにはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか?

蛇腹の状態

RB67 Pro SD

解説したように、RB67Proシリーズには蛇腹が使用されています。
蛇腹の穴(ピンホール)はフィルムへの光線カブリを招くので、中古を探す際にはしっかりチェックしましょう。

フィルムホルダーは120フィルム用を選ぶ

フィルムホルダーには大きく分けて120フィルム用と220フィルム用があります。
220フィルムは製造中止になって久しいので、120フィルム用をセットで買いましょう。

単体露出計か露出計アプリを用意

TTL露出計内蔵のファインダーもあるにはありますが、経年劣化していることがほとんど。
また、RB67Proの醍醐味は、上から覗き込むウエストレベルファインダーです。

露出計のないウエストレベルファインダーを使うためには、単体露出計か、スマホの露出計アプリを使用するのがおすすめです。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

露出計がないフィルムカメラで写真を撮るには? 単体露出計・アプリの使い方

マミヤRB67Proシリーズで6×7判の大画面を楽しみませんか?

スタジオ向けに生み出されたカメラ、RB67Proシリーズ
いまでは外に気軽に持ち出せる中判カメラとなりました。

中古の中判カメラとしてはリーズナブルなので、大画面を気軽に楽しむのにもおすすめ。
大柄なボディは信頼性の証。
ぜひ、三脚に据えてじっくりと撮影を楽しむのもおすすめです。

ぜひRB67Pro シリーズで傑作を撮影してみませんか?

著者紹介:サンライズカメラ

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