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2018.06.02

10万円以下で買えるライカ中古レンズ8選 Part1 定番Lマウントレンズ篇

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Summicron 50/2

今回は、2回にわたり、10万円以下で買えるおすすめのライカレンズを紹介します。

中古フィルムカメラの頂点、ライカ(Leica)。
精密で質感あふれるボディとともに、大きな魅力となっているのが、ライカ純正レンズの描写です。
個性豊かなライカレンズ。
描き出してくれる写真もひとつひとつ異なり、質感、量感、空気感、それぞれの特徴を存分に味わうことができるでしょう。

この記事で解説するのは、どれも1950年代以前に作られたオールドレンズ。
エルマー、ズマロン、ズミクロン。
「ライカ1台・家1軒」といわれた戦前から、M型ライカが登場した時代の油が乗り切ったレンズまで、ライカのもっともよい時代のコストをふんだんにかけた仕上げが味わえまよ。

そんな銘レンズのかずかずも、いまなら10万円以下で買うことが可能。
マウントアダプターを使ってミラーレス一眼カメラでも気軽に楽しめるのです。

Part2では、ズマールやズマリットといった、さらに個性的なレンズのかずかずを紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

10万円以下で買えるライカ中古レンズ8選 Part2 個性的なクラシックレンズ篇

それではさっそく、10万円以下で買えるライカレンズについて見ていきましょう!

[leica-lens]

10万円以下で買えるライカレンズ Part1

ライカレンズといえば、現行品なら数十万円、高いものは100万円以上してしまうもの。
ですが、中古では10万円以下で、ライカレンズの魅力を十分に味わえる銘玉を手に入れることができますよ

今回紹介するのは、どれもライカレンズのなかでも定番といわれるものばかり。
もし初めてのライカレンズで迷ったときは、ぜひ購入の参考にしてくださいね。

なお記事の中では、cm表記のレンズもmmに統一します。

1.Elmar 50mm F3.5

Elmar 50/3.5

マウント ライカLマウント
レンズ構成 3群4枚
製造年 1930年〜(交換式のもの)

Elmar(エルマー)50mm F3.5は、ライカの標準レンズの定番にして元祖。
というよりも、焦点距離が50mmの35mmフィルムカメラ用標準レンズの始祖ともいえる存在です。

エルマー50mm F3.5という名称が生まれたのは、戦前の1926年のこと。
初期のレンズ固定式のバルナックライカに装着された標準レンズで、最初期のライツ・アナスチグマート(Leitz Anastigmat)やエルマックス(Elmax)を置き換えたものでした。
そして1930年、バルナックライカはレンズ交換式となり、それ以降、1950年代に至るまで標準レンズとして、改良されながら作られていくこととなります。

現在、35mmフルサイズ(フルフレーム)のカメラの標準レンズは一般に50mmとされていますが、それは最初の35mmカメラであるバルナックライカがたまたま50mmを装着していたため。
もしかすると、この歴史がなければ標準レンズは50mmではなかったかもしれないのです。

エルマー50mm F3.5の特徴。
それが、戦前のレンズにもかかわらず、高い解像力でキレのある描写を味わえること。
中古で手に入れることができるエルマーは、1930年代の製造でも状態が良いものが多く混じっています。
この記事を書いている2018年から見ると80年以上前のレンズ。
それにもかかわらず、エルマー50mm F3.5の描写には破綻がありません。

レンズ構成はテッサーと同じ3群4枚で(絞り羽根の位置が異なる)、F3.5という開放値ゆえ、非常に良質な描写なのは当然といえるかもしれません。

Elmar 5cm F3.5

値段も安く、10万円以下どころか、中古の玉数が多いクロームメッキのものなら、5万円以下で状態がよいものが購入可能です。
人気の高い戦後最終型の赤エルマーでも、10万円以下のことが普通。

初めてのライカレンズに、ぜひおすすめしたい銘玉です。

詳しくは以下の記事で解説しています。

エルマー5cm F3.5・F2.8「元祖」ライカレンズを中古で味わう!

2.Summicron 50mm F2(1st)

ズミクロン50/2 1st

マウント ライカLマウント/ライカMマウント
レンズ構成 6群7枚
製造年 1953年〜

エルマーと並ぶライカレンズの代表格。
それがSummicron(ズミクロン) 50mm F2です。
なかでも、10万円以下で探すなら一番最初のモデルがおすすめ。
目印は銀色の外装です。

ズミクロン50mm F2といえば、解像力についての逸話がつきまとうレンズ。
1959年、雑誌「アサヒカメラ」がテストしたところ、当時の分析機器の計測上限を超えた超高解像力を叩き出したのです。
35mmフィルムカメラ以上の画素数を持つミラーレス一眼カメラが入手できるようになった現在、そのポテンシャルをさらに引き出すことができるようになった、といえるでしょう。

ズミクロン50/2 1st

マウントはLマウントとMマウント。
沈胴式と固定鏡筒があり、どちらも最初のモデルは比較的に安価です。

状態にもよりますが、ズミクロン50mm F2(1st)は、5〜6万円程度から入手可能。
コンディションが良好なものでも10万円以下で十分に見つかります。
Mマウントのライカレンズのなかでももっとも安い部類のため、M型ライカの最初のレンズとしてもおすすめです。

詳しくは以下の記事でも解説しています。

ズミクロン50mm F2 M型ライカ用標準レンズの王道徹底解説

3.Summaron 35mm F3.5

ズマロン35mm F3.5(Lマウント・前期型)

マウント ライカLマウント/ライカMマウント
レンズ構成 4群6枚
製造年 1946年〜

Summaron(ズマロン) 35mm F3.5は、10万円以下で広角のライカレンズを買うなら、ほぼ唯一といってもよい選択肢です。

ライカの焦点距離35mmのレンズというとズミクロンが有名ですが、最初のズミクロン35mm F2は、中古相場が40万円以上もする高額なもの。
いっぽう、ズマロンの、とくにLマウントなら5〜6万円程度から十分に中古が見つかるのです。

ズマロン35mm F3.5は固定式の鏡筒で、レンジファインダー用の広角レンズらしくとてもコンパクトな見た目。
エルマー50mm F3.5とほとんど同じ年代のレンズなので描写も近く、クラシックなのに写りが良いレンズとして便利に使えます。
マウントアダプターで使う場合、APSサイズでは標準レンズになるのもうれしいところ。

ズマロン35mm F3.5(Lマウント・前期型)

安いライカ広角レンズを探しているなら、ズマロンで決まりです!

詳しくは以下の記事でも解説しています。

ズマロン35mm F3.5/F2.8 手軽なライカ広角中古レンズの選択肢

4.Elmar 90mm F4

No Image

マウント ライカLマウント/ライカMマウント
レンズ構成 3群4枚(最終モデルは3群3枚)
製造年 1931年〜(いわゆる「ダルマ」)
1933年〜(ブラックペイント)
1949年〜(クロームメッキに革貼り)
1964年〜(トリプレット)

望遠のライカレンズの代表格。
それがElmar(エルマー)90mm F4です。

エルマー90mm F4はモデルチェンジが繰り返されながら戦前から作られてきたもので、1964年の最終型を除き、基本的に3群4枚のテッサー型。
(最終型は3群3枚のトリプレット)

とくに、戦前のブラックペイントのものと、戦後のクロームメッキのものは中古価格がとても安く、なんと2万円台から買うことが可能です。
レンジファインダーカメラ用の望遠レンズは基本的に人気がなく捨て値同然だったのですが、ミラーレス一眼カメラでマウントアダプターを使うことで、クラシックな望遠レンズが味のあるポートレートレンズに早変わり。
良い意味で主張が少ないクラシカルな描写が、より被写体を引き立ててくれますよ。

ライカレンズで広角・標準・望遠と揃えるなら、まず最初に検討したいレンズです。

[leica-lens]

ライカレンズは安くても至高のレンズ!

このように、ライカレンズには10万円以下で買える安いレンズがいくつもあります。

値段が安くてもそこはライカレンズ。
後年のレンズに比べむしろつくりは格段に良いので、よく調整されたライカレンズならオールドレンズの真髄が味わえるでしょう。

Part2ではより個性的な描写を楽しめるライカレンズを解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。

10万円以下で買えるライカ中古レンズ8選 Part2 個性的なクラシックレンズ篇

著者紹介:サンライズカメラ

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