特別連載ブログ フィルムカメラのある生活

2017.05.22

ライカM7 フィルムライカの最終進化系は最強のスナップシューター

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ライカM7

ライカM7は、2002年に発売されたレンジファインダーフィルムカメラ。

ライカがM8で本格的にデジタルカメラに舵を切る前の、「実用」として新規開発された最後の機種となります。
特徴は、それまでのライカがかたくなにこだわってきた機械式シャッターから電子式シャッターへと、内部構造が大幅に変化したこと。
電子シャッターの採用に伴い、初めての絞り優先AEも搭載されました。

電子カメラになってもM型ライカならではの精密感はそのまま。
露出計とAEの双方を搭載したことで、とても使いやすいレンジファインダーカメラに仕上がっています。

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ライカM7

初めての電子ライカ、それがライカM7。
機械式のM型ライカとは一味違うカメラです。

ライカM7の性能・スペック

ライカM7

形式 電子式レンジファインダーカメラ
シャッター速度 B、4秒〜1/1000秒
電子式
横走り布幕フォーカルプレーンシャッター
露出計 TTL スポット測光
AE 絞り優先AE
ファインダー倍率 0.72倍(M7)
0.58倍(M7 0.58)
0.85倍(M7 0.85)
レンズマウント ライカMマウント
巻き上げ レバー式、1ストローク
巻き戻し クランク式
発売年 2002年

ライカM7の特徴

ライカM7

ライカM7は、2002年に送り出されたライカ初の絞り優先AE搭載カメラ。

そして、ライカが初めて電子シャッターに舵を切ったカメラでもあります。

ライカMマウントを採用したカメラとしては、ライツ・ミノルタCLの後継機であるミノルタCLEもすでに絞り優先AEを採用していましたし、コニカ・ヘキサーRFも既にAEを搭載していました。
しかし、ライカ本体は頑なに、機械式シャッターとマニュアル露出のカメラだけを作り続けていました。

露出計こそM5とM6で搭載したものの、カメラ本体の機構はM型ライカ伝統の、布幕横走りフォーカルプレーンシャッターを機械で制御するというもの。
そのクラシカルさこそがライカの伝統ともいえたのかもしれませんが、しかし、ライカはそこに留まることはありませんでした。

絞り優先AEで最強のスナップシューターに

ライカM7

M型ライカが最も活躍するフィールド。
それは街中でのストリート・スナップにほかなりません。

もちろん熟練のライカ使いたちは、それまでもM型ライカをマニュアル露出で手足のように操って、最高のキャンディッド・フォトを生み出してきました。

しかし、瞬時に、しかもM6やM5以外は露出計すらついていないというカメラを使って最高のネガを仕上げるのは、アマチュアには至難の業。
その点ライカM7なら、誰でも、フィルムカメラに入門したばかりでも美しいネガを手に入れることが可能です。

ライカファンだけでなく、これからフィルムカメラに入門しようとするカメラファンにも使いやすいフィルム・ライカ。
それがライカM7なのです。

もちろん露出計も内蔵しているため、マニュアル撮影の難易度も大幅に下がっています。

また、フィルム感度設定はマニュアルの他にDXコードにも対応。
さらにカメラ内部の自動化を進めています。

伝統を受け継いだスペック

ライカM7

とはいえ、ライカM7のスペックそのものは、M型ライカの伝統を色濃く受け継いでいるもの。

シャッターは伝統の布幕横走りフォーカルプレーンシャッター。

電子化こそされていますが、仮に電池切れになったとしても1/60と1/125は機械式で切ることが可能です。
この、ストリートスナップで多用するシャッター速度を機械式とした事実にも、ライカM7の設計思想を深く読み取ることができます。

フィルムライカの実質最終機

そんなライカM7は、フィルムを使用するライカの、実質的な最終進化系ということができるでしょう。

もちろん、ライカM7のあとにもフィルムを使用するライカの新型は送り出されています。
現行ではライカM-AやライカMP。
しかしそのどちらも、内部機構的には伝統的な機械式シャッターに回帰しているのです。

そう、現在新たに送り出されている機械式ライカは、写真を撮るために現役で用いられる道具というよりも、一種のステータスシンボル。
機械式時計が趣味の道具になっていたように、あくまでも、写真を楽しむためだけに開発された高級カメラです。

ライカM7も、当然ながら高級カメラであることは同じ。
異なるのは、まだフィルムカメラが現役で用いられていた2002年に送り出されたカメラだということです。

まだフィルムカメラが現役だった時代を知っているライカ。
それがライカM7。
フィルムで最高の写真を写し取るための戦闘的なカメラだということができるでしょう。

ライカM7 購入のポイント

それでは、ライカM7を中古で購入する場合にはどんなことに気をつけたらよいでしょうか。

ライカM7には、ファインダーの違いで3種類の機種が存在しています。
中古購入時には、使いたいレンズに合わせてボディを選ぶとよいでしょう。

ライカM7のファインダー別モデル

ライカM7を中古で入手する場合、気をつけたいのがファインダー別のモデル。

大きく、ライカM7(0.72倍)、ライカM7 0.58(0.58倍)、ライカM7 0.85(0.85倍)に分かれています。

ライカM7は、0.72倍のスタンダードなファインダーを搭載したモデル。
ファインダー枠は50/75mm、28/90mm、35/135mmとなっています。
どの焦点距離にも対応できるため、迷ったらこのモデルを選ぶとよいかもしれません。

ライカM7
ライカM7

ライカM7 0.58は、0.58倍の広角ファインダーを搭載したモデルです。
ファインダー枠は、50/75mm、28/90mm、35mm。
135mmが省かれていることからもわかるとおり、広角側に性能を振ったモデルとなっています。
28mmや35mmがメインで使いたい場合、このモデルを選ぶのがおすすめです。

ライカM7 0.85は、逆に標準レンズの使用を前提とした、0.85倍のファインダーを搭載したモデルです。
この0.85倍というファインダー倍率は、ライカM3の0.91倍にも近い、肉眼で見たのと近い視野を確保することができるもの。
ファインダー倍率は50/75mm、90mm、35/135mmを搭載していますが、このカメラではぜひ50mmレンズを付けて、ライカM3さながらの視野を味わってみたいところです。

ライカM7 0.85
ライカM7 0.85

中古購入時のポイント

それでは、中古購入時には他にどんな点をチェックすればよいでしょうか。

ライカM7はいまだに中古市場では比較的高価に取引されているモデル。
それだけに、外観に大きなアタリがないかをチェックして、内部機構に問題のない個体を選びましょう。

他のライカでもそうですが、もし中古で問題のある個体を購入してしまうと、修理に高額な費用がかかってしまう可能性も。

電子カメラということもあり、ぜひ状態のよいライカM7を手に入れられるよう気をつけましょう。

ライカ最強のスナップシューターを操ろう

このように、AEと露出計の搭載が特色のライカM7は、まさに最強のスナップシューターと呼ぶべきカメラ。
そして、フィルムの現役時代に送り出された最後のライカでもあります。

そんな記念碑的カメラなら、街の風景を思った通りに、美しく切り取ることができること間違いなし。
フィルムで写真を撮るためのマッシブな道具として生を受けたライカM7を、ぜひあなたの手で自由自在に操ってみませんか?

著者紹介:サンライズカメラ

サンライズカメラは、いまでは数少くなってしまった「フィルムカメラ専門店」の使命として、フィルムカメラに関する情報を公開し続けています。 「こんな記事が読みたい」というご要望がありましたら、お気軽にFacebook、Twitter、お問い合わせフォームなどからご連絡ください。カメラ愛好家のみなさん、これからフィルムを始めたいみなさんとお話できることを楽しみに待っています。

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